証券会社の新規口座開設数が増加中。
投資を始めたい、暴落を待っていたという方が多いようです。
果たして、本当に投資で暴落待ちは得なのか?
初心者から中級者にさしかかったころにリーマンショックで退場した私が説明します。
下がっている時に買えば儲かる、というのは間違ってはいません。
でもさらに下がったらどうします?
目次
投資で暴落待ち 本当に今が始めるチャンス?
確かに、1月ぐらいから投資を始めた人よりは今から始めた方が有利。
ただ、底は誰にもわかりません。
ここからさらに下がったら初心者は狼狽する。
初心者が危険な点はここです。
絶対に儲かるチャンスというわけではありません。
では負けないためにはどうすればいいのか?
実は技術的な面より大事なのはメンタル面。
初心者が陥りやすい負けるメンタルを説明していきます。
お金が減ると不安になる
基本的に初心者のうちは勝てないし、天才じゃない限りは負けます。
そして負けると正常な判断が不可能に。
初心者は損することに慣れていないのでなおさらです。
底が今なのか誰にもわからない
コロナショックで株価暴落中。
今が底だ、まだ底じゃない。
色々と言われていますが、どこが底かは1年ぐらい先にならないとわかりません。
落ちるナイフは掴むな
投資をしているなら誰もが知っている格言。
ナイフは落ち切った、今がチャンスと思って投資開始。
でもそこからさらにナイフが落ちる可能性もあります。
投資で暴落待ちは大きなデメリットが
暴落待ちは実はタイミングがいいように思えて、実は大きなデメリットが。
上昇トレンド中に投資を始めた場合
上昇トレンド中なら誰がいつ買ってもある程度は利益が出る。
ビギナーズラックが出やすい状況。
利益が出ると楽しいので投資が続けやすい。
暴落中に投資を始めた場合
暴落中に投資を始めた場合、へたをすると一度も利益が出ることなく止める可能性も。
「暴落してから買えば上がると思った」
「全然上がらない」
「こんなはずじゃなかった」
とそのまま退場。
一度もいい思いをすることなく、投資なんて2度としないかも。
その可能性がある覚悟が必要です。
投資で暴落待ち 初心者が注意すべき点
一度もいい思いをせずに退場しないように。
初心者が暴落待ちで投資を始める注意点があります。
資金は余裕財産で
わずかな貯金は、投資しちゃダメ、絶対にです。
無くなってもいい金額だけ投資に回す。
貯金が少ないなら辞めた方がいい。
貯金が少ないと、精神安定できない。
精神が安定しないと負け続けるという負のスパイラルを生み出す。
いいことなしです。
一度に資金を投入しない
ここが底だ、と一度に資金を投入するのはリスクが高すぎます。
そのまま上がることなく退場する可能性も。
資金は分散する。
- 時間を分散
- 銘柄を分散
損を取り返そうとしない
損をするとつい取り返したくなります。
それが次の負けを生みます。
本能のままにトレードするとまず負け。
損を取り返したいという気持ちを捨てましょう。
勉強する
とりあえず投資を始めるのはいいですが、何も勉強せずに勝てるほど甘くはありません。
実際に投資をして経験を積みつつ、勉強もしましょう。
今はYouTubeやTwitter、ブログでいい情報がたくさん手に入ります。
感情を殺す
株価の変動を「数字が動いてる」ぐらいに感じられれば上級者。
- 一喜一憂しない
- 本能のままにトレードしない
これができるようになってやっと一人前です。
私も「なんか数字が動いてるな」、と感じるようになるまで14年かかりました。
それでもたまに本能が出ます。
それぐらい投資は難しい。
本能のままにトレードするといいことありません。
投資で暴落待ち 生き残るには
投資では9割の人が損をしています。
その9割の人の逆をやれば利益を出せる。
短期間で稼ぐのはムリ
暴落待ちなら短期間で大儲けできると思っているなら、それは間違い。
確かに大儲けできることもありますが、それは大損する可能性も同じぐらいある。
天才じゃない限り無理です。
長期目線で投資
じっくり資金と時間を分散して長期目線。
これが凡人が生き残る手段の1つ。
10年続けるぐらいの長期目線で投資。
株価を気にしない
利益が出ようが、損失が出ようが気にしない。
なんなら買ったら一切画面を見ない。
一喜一憂してしまうなら、画面を見なきゃいいんです。
まずは投資を始めてみる
いつがいいか?とタイミングを見計らっていてばかりではいつまでたっても投資は始められない。
今始める。
投資に限らずなんでもそうです。
勝っている人に共通している点。
投資はデータ分析、勉強は当たり前に必要。
だけど、経験に基づく冷静さがもっと重要。
今始めたら損するかもしれません。
でもそれが財産になる日がきっときます。
継続していれば…
投資で暴落待ち 本当に今が始めるチャンス?まとめ
投資で暴落待ちは絶対に儲かるというわけではない。
一度もいい思いをすることなく、投資なんて2度としない可能性も。
余剰資金で
- 時間を分散
- 銘柄を分散
株価の変動を「数字が動いてる」ぐらいに感じられれば上級者。
- 一喜一憂しない
- 本能のままにトレードしない
何も考えず、なにも気にせずにウェルスナビに任せて放置というのもあり。